萩リベンジプロジェクトⅡ
萩リベンジプロジェクトと称して、萩往還の2週間後(5/17)に長門三隅駅から瑠璃光寺を目指したが、
膝はパキンパキンと悲鳴をあげ、腰・股関節に鈍痛。
敢えなく萩市内でリタイア。
帰ってヘルニアと診断され、その時から、時計が止まっている。
2ヶ月間走らない週末は仕事の忙しさが走れない辛さを忘れさせてくれた。
痛みが引きかけた6月26日今度は胃潰瘍。ピロリ菌が検出されて現在投薬治療中。ピロリ菌との闘いも3週間目に入って、ようやく胃の中も落ち着いてきたみたい。
50才を前にしてこの2ヶ月間は自分の身体が劇的な変化を遂げようとしているのを感じる。
これまでは自分の身体にむち打って、その壁を破る事に喜び(達成感)を感じてきた。
何時までもチャレンジャーでいたいと思っていた。
けど、これからは自分(身体)に対してもう少し素直になろうと思う。
決して無理はしない。
(5月は新下関まで行って美祢線に入った)滝部~長門までは2両編成、長門~玉江間は1両ののんびりした旅。
山陰の美しい海岸線を眺めながら列車は走る。
特牛(こっとい)を過ぎて長門市に近づくと油谷湾の次に山の稜線に風車が見えてくる。
千畳敷だ。
最後の風車を下った所に西坂本の公民館を確認。
これからは萩往還のコースと並行して列車は進む。
ああ、あそこが大分から来たドライバーに「仙崎まで乗せて行こうか」と声を掛けられた所。
夕日を眺めたセブンイレブンの駐車場が見えると列車は減速して長門駅に到着した。
長門駅で3回目の乗り換えをして、一両の列車になる。
萩往還のコースを右に左に交差しながら走るもんだから、小生キョロキョロして落ち着かない。
前回下車した長門三隅を通り過ぎ三見駅を通過すると、多くのランナーが「幽霊を見る」と云う山中に入る。
越ヶ浜の海岸線に沿って笠山を目指すが強い陽射しが照りつけて肩をジリジリ焦がす。
途中にあるホテルの案内板に<チョンマゲビール製造所>と書かれている。地ビールの名前らしいがまだ飲んだことがない。一度、お目にかかりたいものだ。
笠山の入口にある明神池を過ぎると虎ヶ崎(つばきの館)までは3km弱。
しかし、この道が遠い。日本海の青い海を眺めて気を紛らわそうとするが、いくつものカーブを折れながら岬の突端を目指す。
虎ヶ崎、つばきの館はまだ<準備中>の看板が・・・
“カレー”が・・・(>_<)
諦めて引き返すことにした。
途中にある土産物屋さんには、干しイカがまるで洗濯物でも干すように吊されている。
アレでビールを呑めたら幸せ~だろうなあ…。
4枚で千円なら安い!
明神池は日本最小の火山と言われる笠山の噴火によって入江が堰止められて出来た海水湖で海の魚と淡水魚が同居する珍しい池だ。
エイもいたぞ!(キミには判るかなぁ???)
此処の魚は人影を見ただけで集まってくる。50円で売っている餌を投げ込むもんなら、そりゃー大変。水面が盛り上がるくらいにバシャバシャと魚が集まってくるのだ。
火山活動の後に出来た風穴もあり、辺りはヒンヤリしている。暫し魚を眺めながら休憩。
明神池から萩焼会館までは単調な復路のために遠い遠い。眠たくなるし、暑いし・・・。
萩焼き会館を左折して東光寺を目指す。
並行してバイパスが出来たために静かな道路を走る。鉄の小さな橋を渡ると松陰神社の横に着く。川沿いの小道を1kmほど登ると東光寺だ。
静かなたたずまいで観光客もいない。
元の道を戻り松蔭神社につく頃には上空に黒い雲が広がってきた。
夕立がきそうだ。
どうも胃の調子が良くないらしく空腹感を覚えないが、ここいらで何か食べておかないと往還道に入ってしまったら食べる所はないので松陰神社前のコンビニで<ぶっかけうどん>を買って食べることにした。
駐車場でうどんを食べていると、うどんつゆの上に雨粒が落ちてきた。
ドバーッと降って、涼しくなってくれないかなぁ?
胃薬を飲んで、
さあ、往還道目指して出発!
と、ここまでは良かったのだが・・・
【トレイルランは嫌いや~!!】
萩有料道路の入り口の横を左折していよいよ往還道に入る。
期待した夕立は中心部が行き先をそれてしまって、10分くらいしか雨に濡れなかった。
夏の太陽に熱せられた路面は少々の夕立では冷まし切れないで、路面からは白い湯気がたち、モワーっとした風が襲ってくる。
サウナ風呂の中にいるみたいに息苦しい。
完全に雨雲は遠ざかってしまい、再びギラギラとした光線が水蒸気を照らして映画館のライトのように波打っている。
“何でこんなところまで来て辛い思いをせないかんとかいな~?!”と少々後悔しだす。
ぜーぜー喘ぎながらやっと料金所(道の駅「萩往還公園」)についてアイスクリームを食べてクールダウン。
“うー、生き返った~!”
テントを構えて、夏みかんやイカの干物を売っているおばちゃんとしばし会話。
「歩いてきたと?」
「ハイ、本当は走ってカッコ良く通り過ぎたいとばってん、暑すぎて走れんですねえ・・・」
「どこまで行くんね?」
「山口まで行きたいんですけど、この暑さじゃ無理みたいです。ここはバス停は無いんですかね?」
「ここはバイパスやけん、バスはなかよ。トンネルを越えて国道に出たらバスがあるかも知れんね」
「トンネルは歩いて行けるんですかね?」
「あたしゃ歩いてる人は見たことないけど、行けるとは思うけんど、気をつけて行きなさいよ」
「ありがとうございます」
と言って別れたが、やっぱり駐車場脇の石の階段を上って往還道に入る事にした。
さて、これからが本格的な萩往還道になりトレイルランの始まりはじまり・・・。
幸い山中の往還道は陽が射さないために幾分かは涼しいのだが、人が入り込んでいないのでクモの巣がひどい。
先週観た『インディー・ジョーンズ』みたいにクモの巣を掻き分け掻き分け進まなければならない。
おまけに苔むした石はツルツルに滑る。
両手をカマキリみたいに前方で動かしてクモの巣を払い、足元は滑らないよう細心の注意を払って進む。
それでもクモの巣は顔やら腕やら足元にやら絡みつき〝ブヘッ、ブヘッ!〟と声を発しながら払いのけなければならない。
時々帽子のひさしにクモが顔を出す。
少し広いトレイルに出ると今度はハエ・アブが耳元で“ブーン、ブーン”と羽根を鳴らしながら執拗に追いかけて来る。
〝誰か、助けてくれ~〟
・・・・
と、叫んでも返ってくるのは、ハエの音と蝉の声だけ
【またもやバス旅行(涙)】
涼しい往還道を抜けると、明木川に出た。すると一瞬メガネが曇り、熱風が襲ってきた。
明木は山間の盆地になっているから、先程の夕立のせいで湿度が増しているのだろう。
明木川を左手に見ながらトボトボ農道を歩いていると、畦草刈りを一休みして軽トラックの陰でおじさんが横になっていた。
「暑いっスね~!」と声を掛けると、
「こんだけ暑いと仕事にならん。あんた萩往還ば走ってるんか?」
「はい、5月に走ったばってん、此処まで来れなかったんで続きば走りようとです。」
「そうね、そしたら来年は頑張らんとな~」
「はい、頑張ります」
と、返事したものの息苦しく、二人ともゼーゼー言いながらの会話となった。
どうも気温が体温を上回っているらしく、水を飲んでも汗が出ない。吸い込む空気が熱いのだ!
熱中症の前兆である。
“今日は此処まで!バスに乗ろう!”
と決め込んで、時刻表を見ると次のバスが来るまではあと2時間ある。
“うひゃー!あと2時間・・?!”
んじゃ、暫く休んで佐々並市までの7.9kmを歩く?
いやいや佐々並市までは「米一升を食べないと越せない」と謂われる一升谷を越えないといけない。
無理や~!!
と、地図を見ながらブツブツ言ってると、男性が「お疲れ様です」と言って家から出てきた。
「山口まで行きたいんですけど、バスはこれだけですか?」と尋ねると、「バスはJRバスと、防長バスの二つがありますよ。チョット待って下さい。時刻を調べてきますね」と言って家の中に戻っていった。入れ替わりに玄関が開けられた家の中からツバメが飛んでいった。
待つ間に、焼物のお土産やさんから奥さんが出てきて「お疲れ様です。暑かったでしょう」と声を掛けてくれた。
流石、萩往還のステージになっているだけあってランナーに寛容な街の雰囲気がある。
暫くして、男性が戻ってきて「両方ともこの市からは2時間位は無いんですけど、この上のバイパスに上がったらバス停があるんで、あと1時間したらバスがあるみたいですよ」と言って、バス停の場所を詳しく教えてくれた。
「ありがとうございます。あと1時間やったら、農協前で少し休んでバスに乗ることにします。」とお礼を言って、その場を離れた。
農協前というのは、萩往還でエイドステーションが設置されている所だ。
椅子に座って休んでいると通行人が皆頭を下げて通り過ぎるので、気恥ずかしくなって早々にその場を立ち去ることにした。
(7月からダイヤ改正されているようだった)
“ラッキー!”
てな訳で、リベンジプロジェクトⅡは明木でエンド。
本日の走行距離は34.6km
でした。
チョッピリ情けないけど、クスリ(ボル☆レン)に頼らなくても走れるようになったし、腰(ヘルニア)の痛みも少なくなったのが収穫だ。
かなり回復したぞ!
最近、マイブームになっているのがこの《エルゴノミクスKJ1》アシックスのバーゲンで900円で売っていた。
小指大のパッドが膝下の筋部分を押さえてくれるので、膝が伸びきった状態での着地を抑えて衝撃をやわらげてくれるみたい。
サポーター類はあまり好きではなかったが、これなら着脱簡単だし、軽いし。
さて、
リベンジプロジェクトⅢは???
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コメント
こんにちは、はじめて書込みさせていただきます。
私もこれまで、ヘルニアの患者さんとお話をする機会が何度かあり、その体験談を聞いてきました。
みなさんの体験は壮絶なものでした。
そこで、ヘルニアなど、肩や腰の痛みの軽減に効果的なパッドを製作しました。
率直な感想をブログに書込みしていただきたいと思っています。
名乗るのが遅れてしまいましたが、私は「エンジェルコンフォート」という寝具メーカーで働いています杉山と申します。
突然の書込みでこれだけでは不安を抱かれるかと思いますので、メーカーページに「モニター案内」を設置しております。
http://www.angel-comfort.jp/Monitor.htm(エンジェルコンフォートHP)
詳細を確認し、よろしければモニターをしていただけたらなと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
投稿: エンジェルコンフォート | 2008年7月16日 (水) 13時45分
おお、がんばりましたね~。わたしはいまだ、この日のとよとよさんの10分の一の3キロ程度をぼちぼちやってます。
痛みが強まらなかったというのは収穫ですね。玄海はけっこういけるんじゃないでしょうか?がんばってくださいね。
投稿: たこ | 2008年7月22日 (火) 15時04分
たこさんへ、
玄海にはまだ間に合いそうにありません。
今年もエイドしようかと思っています。
その時はご一緒しませんか?
投稿: とよとよ | 2008年7月22日 (火) 21時38分
遅くなりましたが、読ませてもらいました。リベンジのリベンジ・・・・暑い中でのランでお疲れ様でした。しかしこの時期に走るのは本番レースよりも過酷かもしれませんね。
そういえば昨日会った高校の同級生も萩往還毎年出てるんですよ。今年は250への挑戦だったんだけど、練習がうまくできなくて140に土壇場で変更。でも、来年は絶対に250を完走するぞ!!って張り切っていました。
何がそこまで駆りたてるんでしょうね?萩往還は・・・・
投稿: ゆめ | 2008年7月28日 (月) 17時24分
ゆめさんへ、
情けない・・・レポートを読んでいただきありがとうございます。
連れ合いから、「2年前までは絶対萩には出ないと言っていたのに、今じゃ萩の話しかしないのね」と呆れられています。
小生、完全に萩往還病に罹患しているようです。
“萩に駆り立てるもの?”・・・、来年になったら判るかなぁ・・?
投稿: とよとよ | 2008年7月28日 (月) 22時40分